CB750RC42 エンジン始動まで
入手時 エンジン実働 キャブは掃除してくださいと言う事でしたが
欠品もあり 車体の感じからも そんなに簡単な物ではない雰囲気が
教習車ですが なぜか自動車学校が 登録して使っていたマシンなんです コースを走るのに登録は必要ありませんが 登録されていましたので自動車学校でどんな用途に使われていたのかは不明です
まず 不動車、放置車と考え オイルを交換しました そして プラグを外しプラグ穴からオイルを垂らし
セルモーターを回します......セル回りません
そこで ギヤを4速に入れユックリ押してみますが これまた とても重くて重くて
そこで セルモーターを分解清掃 ブラシもまだまだ使えそうで一安心 走行距離29000は本当の様ですセルモーターをセットし スイッチオン!!
ウンともスンとも もう一度セルモーターを車体から外し 直にバッテリーにつなぐと セルモーターは動きますのでセルモーターはOK
そう言えば セルスイッチを押しても リレーの音が聞こえません リレーが動いていないのが原因?
セルモーターを車体に取り付け バッテリーから直接セルモータに電気を そうするとセルは周り クランキングしました まずは一安心
(新しいオイルがエンジンに行き渡るよう何度かクランキングさせました)
やはり リレーが壊れているのかもしれません それ以前に セルスイッチが壊れている可能性もあるので セルスイッチをチェック こちらは問題ありません
前回のCB750(RC42)の時もなのですが 私はホンダのマシンに絶大なる信頼をよせています 通常なら即部品交換するのですが ホンダ車の場合は 少々の事でホンダ車のパーツが壊れるはずがないという考えでやってますので 今回もリレーがそう簡単に壊れるはずはないと考えました
2日程悩みました うーんやっぱりリレーかな.....
ナニコレ? リアカウルを外した時に見つけました カプラーが外れています
教習車と言うこともあり 以前は ウインカー、車速、チェンジ、エンストなどが一目でわかる ランプ群が取り付けてあったその名残で 訳のわからないカプラーが ぶら下がっているのですが........
結局 セルモーターが回らなかったのは このカプラーが外れていることによる物でした
★このような状態からも オークション出品時 まともにチェックしていないと言うことがわかります
セルも回りましたので 次は点火系です プラグを全て新品に交換し 火花が出るかをチェック........
火花が飛びません どっと疲れが出てきました
サービスマニュアルを眺めながら イグニッションコイル、パルスジェネレーターなどの抵抗値を計り故障がないかをチェックしましたが 特に問題はありません
スパークユニットの故障か?.....と一瞬思いましたが ホンダ車ですから 壊れるわけはありません
早々にコレを 入手
貧ライダーの味方 ハイビスカスがトレードマーク オリエンタルバッテリー!!
テストに使っていたバッテリーがかなり へたっていましたので新品に交換
バッチリ火花が飛ぶようになりました!!
次は燃料系 タンクにガソリンが少し残っていましたが 素性がわからないので廃棄しました キャブ内のガソリンもドレンより抜き空っぽに 新しいガソリンを入れ いよいよエンジン始動!!
エンジンかかりません むなしくセルが回ります
やはり キャブの分解清掃が必要なのでしょう.......
うーん 一番やりたくなかったのですが......
キャブを外すために リアフェンダーまで外し.....
エアクリーナーが邪魔で作業が大変
分解掃除をさっさと終え いよいよエンジン始動!!
だめです 気配すら感じず.......
CDIやらイグナイターやらの部品がだめ? イヤイヤホンダ車ですから......
プラグを抜いて見ると 燃料がプラグについていない プラグが乾いています
原因はコレ
燃料フィルターです この燃料フィルターが詰まっていたみたいです 詰まったと言うより この中に少量あったガソリンが腐ってガム状になっていたようです
フィルターを外し 再度始動!!
やっとの事でエンジン始動となりました ヤレヤレです 疲れたーっ
これで鉄のかたまりから 1台のバイクになりました
これだけ長々とやりましたが 結局 バッテリー交換と カプラーをはめて 燃料フィルターを外せば簡単にエンジンは掛かったのだと思います
かなり遠回りしましたがこれで第一段階クリアです
第二段階としては とりあえずマシンの掃除と欠品のチェックでしょうか