友人から修理の依頼がありました
カブ JA07 110のヘッドライトがつかなくなったそうです
当初は後付けのHIDが故障したと思っていたそうですが 純正に戻してもダメ 各所配線を見直してもダメと言う事です 何年か前に 新車で購入したのだから 購入したお店で見てもらえばと提案しましたが 配線などをいじっている物は 修理を受け付けつける事は出来ないと言われたそうです バイク屋さん全般がこんな態度では無いと思いますが 酷い話です
友人宅では工具等が無いですし 落ち着いて作業が出来ないので 我が家に搬送しました
エンジンはかかり ウインカー等の電装部品は問題ありませんから 原因はレギュレーターかジェネレーターが原因でしょう
確認してみると リアのテールランプも点灯していませんので 交流が何らかの原因で来ていないと言う事がわかります レギュレーター、ジェネレーターにテスターを当てて確認したところ やはりヘッドライト テールランプに行くラインに電圧がありません
テスターでジェネレーターの抵抗値を計ると かなり数値が高くなっていました ほぼジェネレーターの故障に間違え無いみたいです ここで気がついたのですが 古いカブと違い 新しいカブは ジェネレーターから出ている配線が少なく 不思議に思い調べたところ 新しいカブは ヘッドライト テールランプとも交流ではなく 半端整流の脈流と言う事です
万が一 ジェネレーターの故障ではなく他に原因がある可能性もあるため 中古でパーツを集めました
中古のチャージングコイルです 今現在 買い換えも検討しているみたいなので中古で様子見です 新型のカブは 先代の様な完成域に達していないみたいで まだまだ故障が多いようです このコイルにしても 今後 しっかりとした対策品が出るかと思います
ジェネレーターカバーを外してビックリ オイルがドバドバ出てきました!! 先代のカブではここにオイルはないのですが 今のカブはここにもオイルが回っているんですねビックリ!! これは設計上考えられた事でしょうから 問題はないかと思いますが カブでマメにオイル交換するのは かなりのマニアぐらいです ここにオイルが回っていると言う事は オイルの汚れには結構気を使わないと 鉄粉などが このコイル部分やマグネット部分に付着して悪さをする事も考えられます
無事 ヘッドライト テールランプが点灯しました
友人には これから長く乗るのであれば 再度チャージングコイルを新品に交換し出来ればレギュレーターも新品にする事を奨めました
バイク屋さん 少し面倒で お金にならない修理でも 気軽に受けないと バイク離れが進む昨今 だれもバイクにならなくなりますよ ホント